臨床組織科学研究会では、組織科学・複雑系科学・神経科学に関連する論文の輪読会を定期的に開催しています。
開催概要
- 頻度:月2回(隔週)
- 形式:オンライン(Zoom)
- 時間:平日夜 19:00〜20:30(予定)
- 参加費:無料
参加対象
大学院生、学部生、研究者、実務家など、学術論文の読解に関心のある方はどなたでも参加いただけます。所属機関・分野は問いません。
これまでの輪読論文
2026-06-23
Tiny Habits: The Small Changes that Change Everything
議論のポイント:行動設計の実践的枠組み(B=MAP:行動=動機×能力×きっかけ)を精読した。
行動を極小化して環境内のアンカーに接続するという設計思想が、
神経基盤設計(Neural Base Design)における日次・週次リズムの実装原理と
どのように対応するかを整理し、個人の習慣形成を組織ルーティンへ
接続する際の設計上の論点(きっかけの共有性、祝福の社会的機能)を議論した。
2026-06-02
Psychological safety and learning behavior in work teams
議論のポイント:心理的安全性概念の原典論文を精読した。チーム単位で心理的安全性が形成される
というレベル設定の含意と、学習行動を媒介してパフォーマンスに至る経路を確認し、
臨床組織科学の観点から、心理的安全性を「介入の結果」としてだけでなく
「ループ変換が成立するための場の条件」として位置づけられるかを議論した。
測定尺度の設計と逆転項目の扱いについても検討した。
2026-05-19
Field Theory in Social Science: Selected Theoretical Papers
議論のポイント:場の理論の原典にあたり、B=f(P,E)の定式化、生活空間、準静的均衡といった
中核概念を確認した。組織の安定を「力の均衡が能動的に維持されている状態」と
捉えるLewinの視点が、複雑適応系のアトラクター概念および
場の勾配理論(Field Gradient Theory)の出発点とどう接続するかを中心に議論し、
解凍—移動—再凍結モデルの現代的な再解釈についても意見交換を行った。
2026-05-01
Clinical Organizational Science: an integrative framework for structural intervention in complex organizations
議論のポイント:臨床組織科学(Clinical Organizational Science: COS)の理論的枠組みについて、執筆者による解説と質疑応答を行った。
創発の橋(emergence bridge)による個人の習慣化から組織アトラクター遷移までの多層的メカニズム、
および3つの介入技法(場の勾配理論/ループ変換設計/神経基盤設計)の階層的アーキテクチャを中心に議論した。
参加方法
参加をご希望の方は、contact@cos-research.org までご連絡ください。ZoomのURLをお送りします。